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Intel D510MO

2010 年 1 月 25 日 コメントをどうぞ コメント

ちょっと前に出た、Intelの新しいAtom D510。
これまでの(デスクトップ向け)AtomプラットフォームではCPU(Atom)+ノースブリッジ(945GC)+サウスブリッジ(ICH7)という3チップ構成でした。
これが今回のAtom D510ではノースブリッジに実装されていた機能(GPUやメモリコントローラ)がCPUに統合され、D510+サウスブリッジ相当のNM10という2チップ構成になっています。
電気食いだった945GCがなくなり、さらなる低消費電力化が期待されます。

といわけで、この新しいAtomを積んだIntel純正マザー、D510MOを買ってきて乗せ変えてみました。
もともと入っていたのはGigabyteのGA-GC230D、初代Atom 230(シングルコア)が乗っているボードです。
ケース等、そのほかのパーツはそのまま流用しました。

giga230
Gigabyte GA-GC230D

d510mo
Intel D510MO

大きな違いとして、D510MOはファンレスになっています。
逆に、コンデンサはオール固体コン→ほぼ液体コン(ニッケミ、ルビコン、SAMXON)とグレードダウンした部分も。

続きは↓から。

その他の構成は以下の通り。
ケース:MOREX T3500
電源:ケース付属 60W ACアダプタ電源
メモリ:PC6400 DDR2-SDRAM 2GBx1
HDD:Seagate ST980210AS 80GB(5400rpm)
光学ドライブ:無し

d510mo-2d510mo-3
ケースに組み込んだ状態

念願の(?)完全ファンレスマシンです。
HDDをSSDに変えればほぼ無音になります。
本来なら、ケースファンの一つくらいはつけたほうが良いのですが、とりあえず完全ファンレスのまま、消費電力や温度を測ってみました。

消費電力の比較(ワットチェッカー読み)
D510MO(デュアルコア)
BIOS画面       20W
Windowsアイドル時 19W
高負荷時        28W

GA-GC230D(シングルコア)
BIOS       35W
Windowsアイドル時 30W
高負荷時       39W
(※高負荷時はTX+ATIToolsたわし)

CPUがシングルコア→デュアルコアとスペックアップしているのにも関わらず、全体的に10W程度消費電力が下がりました。期待通りの省エネです。

D510MO CPU温度
ケースに組み込んだ状態、CoreTemp読み
室温       23度
アイドル時    50~52度
高負荷時    70~72度

結構高めの温度ですが、完全ファンレスなのでこんなもんでしょう。
もちろん、落ちるようなことも無く安定しています。
(※チップ自体は100度くらいまで許容できますが、コンデンサ等熱に弱い周辺部品の寿命は縮みますので、寿命が気になる場合は素直にファンをつけたほうが良いでしょう。)

パフォーマンスについては、旧Atom330を積んだマシンとほぼ変わらないようです。

さて、このマシンの使い道ですが、低消費電力を生かしてLinuxサーバにでもしようと思います。ほとんどアイドル状態なら、24時間つけっぱなしでも電気代は400円以下。
サーバ用途にはぴったりですね。

なんか中途半端になってしまいましたが、今日はこの辺で。。。

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